昨日は、クラウドマイニングの危険性について解説しましたので、本日はGPU(+CPU)を使ったマイニングプールでの自宅マイニングの方法について解説していきます。
基本的には、私のブログは自分自身による体験の失敗と成功の備忘録のため、噂や他人の記事のパクリの類は致しておりません。そのため、OS違い等により自分で試せていないところは、試していませんと明記しておきますので、参考の上、自力での解決をお願いします。
私が利用しているマイニングプールです。
Dwarfpoolを使ったプールマイニングについての解説です。
英語サイトですが、じっくり読めばわかるはずです。
以下の特徴があります。
・アカウント登録する必要がありません。
・PPLNSではありませんので、マイニングに参加していれば時間に応じた配当を受け取ることができます。
・プールサーバが4つ用意されているので、一番レスポンスのよいプールを選択可能です。
・1ETHを超えると自動的に払い出されます。そのタイミングは1日6回です。
・マイニング自体にGethは不要なので、Jaxx等のETH用Walletを準備しておけば、10分後にはマイニングスタート可能です。
(1)ETHウォレットの準備
今回は、Gethを使わずに誰でも簡単にマイニングを開始することを目標とするため、Jaxxというウォレットを使用します。
Jaxxの公式サイトはこちらからどうぞ。
現時点、iOS版のみが提供が遅れているようです。
Androidモバイル版、Androidタブレット版、Cromeブラウザアプリ版、FireFoxプラグイン版、Windowsデスクトップ版、MacOSデスクトップ版、Linuxデスクトップ版がすでにリリース済みです。
モバイル端末やタブレット端末などは、すべてデバイスの同期が可能ですので、どこからでも残高確認やトランザクション履歴を確認することができます。
また、ビットコインとイーサリアムの2つの通貨の管理がワンタッチで切り替えられますので、この2つの通貨しか使わないよ。という方にとっては便利この上ないことでしょう。
さて、インストール後はethereumに切り替えて自分自身のアドレスを確認してください。
0xで始まる42桁の英数字があなたを識別する固有のアドレスになります。
インストール後は、バックアップも忘れずに行ってください。
12個のフレーズ(単語)が表示されるので、必ずメモを取ってください。万が一ウォレットが壊れた場合、復元する際に必要になります。
(2)マイニング用ソフトウェアの準備
Ethminerというマイニングツールを用いて、Dwarfpoolが提供するマイニングプールでマイニング(採掘)を行います。
一番簡単なのは、Windows7以降の64bit版を用いることです。
この場合の利点は、実行ファイルがバイナリ形式で提供されているため、コンパイル等の作業が必要ありませんので、テキストエディタを使って、自分のETHウォレットのアドレス、採掘を行うプールのURLとポート番号の指定を書き換えるだけで、すぐに開始することができるためです。
Linuxについては、Ubuntu 14.04 LTS用のインストール形式のパッケージが用意されていますので、こちらを利用すれば、数コマンドたたくだけでマイニングを開始することができます。
それ以外のOSの方(MacOSやUbuntu 14.04 LTS以外のLinux)は、sourceコードを取得して自力でビルドしてください。
英語の説明サイトに飛ぶと、Gethのセットアップから説明していますが、マイニングプールを用いたマイニングの場合、Gethは必要ありませんので、Ethminerのみ導入してください。
(3)マイニング用ハードウェアの準備
Ethminerは以下のハードウェアに対応しています。
(1)CPUのみ
(2)CPU+GPU
(3)GPUのみ
当然一番多く採掘できるのは(2)のCPU+GPUですが、専用機を用意できない場合やGPUでのハッシュレートにどんなに高性能のCPUでもかなわないので、今回は(3)のGPUのみを採用します。
この場合、CPU使用率は、1%程度のため、Core2DuoクラスのCPUでも大丈夫です。
次にGPUですが、以下のサイトを確認して、自分の手持ちのGPUを使った時のハッシュレートを調べてください。
確認する項目は、Revenue欄でカードを選択して、Your Hashrateで表示されるハッシュレートです。
現在のDwarfPoolでは2週間ほど前であれば、40MH/sで1ETH/Dayは掘れたのですがDifficultyの上昇で現在だと50MH/sで1ETH/Day程度採掘可能です。
GPUは、マイニング使用後に売却して元本回収することを前提としますので、中古で最初から安く購入するか、新品を購入するのであれば、リセールバリューの高い最新の省電力タイプをお勧めします。
全体的な傾向としては、NVIDIA製よりもAMD製のチップを搭載したものの方がハッシュレートが高い傾向にあります。
Ethminerは複数枚のGPUを搭載していれば、GPUの枚数分認識して動作しますので、pci-express 16xのスロットが2つ以上搭載されているマザーボードが有利なのですが、世の中には便利なものがありまして、マイニングを行うのはあくまでもGPUの演算機能しか使わないため、pci-express 1xのスロットに空きがあれば、1x->16xの変換カードを使うことで増設が可能です。
そのため、pci-express 16xは1つしかないけど、pci-express 1xだったら5つついてるんだけど・・・という方、
実はラッキーなのです。
「pci-express 16x 1x 変換」等でググっていただければ、いくらでも見つかります。
お勧めはUSBケーブルタイプです。なぜなら、好きな場所に引き出して設置することが可能だからです。
あとは、ご予算に合わせて好きなカードを好きな枚数購入してください。
GPUマイニング成功の秘訣は、difficultyが上がる前に一気にハッシュパワーをかけて採掘して、とっととGPUを売却することで元本回収するのが目的なので、ヤフオク等でお目当てのGPUを見かけたら迷わずにポチりましょう(笑)
(4)設定&実行編
Windowsの方は以下のリンクから、Ethminerをダウンロードしてください。
ethminer-windows-binary
ダウンロード後は、ethereum-mining-windows-alt.zipを解凍してください。
NVIDIA製とAMD製で実行するファイルが違うので注意してください。
・AMD製GPUの方
ethminer-opencl-0.9.41フォルダを使用します。
ethereumpool-ocl.batをテキストエディタ(メモ帳等)で開きます。
以下の内容に書き換えます。
ethminer -G -F http://eth-hk.dwarfpool.com:80/0xあなたのWalletアドレス
・NVIDIA製GPUの方
ethminer-cuda-0.9.41フォルダを使用します。
ethereumpool-ocl.batをテキストエディタ(メモ帳等)で開きます。
変更箇所は上記AMD製GPUの方と同じで、プールのURL+ポート番号、Walletアドレスの2か所です。
※ポート番号の:80を必ず指定してください。
また、ポート80を使用しますので、通常はルータの穴あけ等必要ありません。
おそらく、日本からだと、香港のサーバが一番レスポンスが良いはずです。
念のために、コマンドプロンプトからpingコマンドで確認してみてください。
ethminerの実行パラメータは、ヘルプ等で確認してください。
マイニングが始まると、以下のような画面の表示になると思います。
文字化けは文字コードの指定間違いのようです。動作には影響ありません。
30分~1時間程度正常に動いているようであれば、DwrfPoolからマイニング状況を確認しましょう。
worker nameに自分のETHウォレットのアドレスを入力して、Showボタンを押してください。
現在のマイニング状況、過去のPayout状況等を確認できます。
はい、とても簡単ですね。
参考までに、私のマイニングリグ(専用機)の写真も掲載しておきます。
CPU:Intel core i-7 3770S
GPU:AMD R9 280X × 2枚
電源:750W
全部中古品で揃えました。
ここまで書いても、まだわからないという方、コメント欄に書いていただくか、Twitterアカウントにダイレクトメッセージをいただければ、可能な限り回答させていただきます。
次回は、ビットコインおよびイーサリアムの利殖(利子で増やす)についての記事を掲載予定です。
基本的には、私のブログは自分自身による体験の失敗と成功の備忘録のため、噂や他人の記事のパクリの類は致しておりません。そのため、OS違い等により自分で試せていないところは、試していませんと明記しておきますので、参考の上、自力での解決をお願いします。
私が利用しているマイニングプールです。
Dwarfpoolを使ったプールマイニングについての解説です。
英語サイトですが、じっくり読めばわかるはずです。
以下の特徴があります。
・アカウント登録する必要がありません。
・PPLNSではありませんので、マイニングに参加していれば時間に応じた配当を受け取ることができます。
・プールサーバが4つ用意されているので、一番レスポンスのよいプールを選択可能です。
・1ETHを超えると自動的に払い出されます。そのタイミングは1日6回です。
・マイニング自体にGethは不要なので、Jaxx等のETH用Walletを準備しておけば、10分後にはマイニングスタート可能です。
(1)ETHウォレットの準備
今回は、Gethを使わずに誰でも簡単にマイニングを開始することを目標とするため、Jaxxというウォレットを使用します。
Jaxxの公式サイトはこちらからどうぞ。
現時点、iOS版のみが提供が遅れているようです。
Androidモバイル版、Androidタブレット版、Cromeブラウザアプリ版、FireFoxプラグイン版、Windowsデスクトップ版、MacOSデスクトップ版、Linuxデスクトップ版がすでにリリース済みです。
モバイル端末やタブレット端末などは、すべてデバイスの同期が可能ですので、どこからでも残高確認やトランザクション履歴を確認することができます。
また、ビットコインとイーサリアムの2つの通貨の管理がワンタッチで切り替えられますので、この2つの通貨しか使わないよ。という方にとっては便利この上ないことでしょう。
さて、インストール後はethereumに切り替えて自分自身のアドレスを確認してください。
0xで始まる42桁の英数字があなたを識別する固有のアドレスになります。
インストール後は、バックアップも忘れずに行ってください。
12個のフレーズ(単語)が表示されるので、必ずメモを取ってください。万が一ウォレットが壊れた場合、復元する際に必要になります。
(2)マイニング用ソフトウェアの準備
Ethminerというマイニングツールを用いて、Dwarfpoolが提供するマイニングプールでマイニング(採掘)を行います。
一番簡単なのは、Windows7以降の64bit版を用いることです。
この場合の利点は、実行ファイルがバイナリ形式で提供されているため、コンパイル等の作業が必要ありませんので、テキストエディタを使って、自分のETHウォレットのアドレス、採掘を行うプールのURLとポート番号の指定を書き換えるだけで、すぐに開始することができるためです。
Linuxについては、Ubuntu 14.04 LTS用のインストール形式のパッケージが用意されていますので、こちらを利用すれば、数コマンドたたくだけでマイニングを開始することができます。
それ以外のOSの方(MacOSやUbuntu 14.04 LTS以外のLinux)は、sourceコードを取得して自力でビルドしてください。
英語の説明サイトに飛ぶと、Gethのセットアップから説明していますが、マイニングプールを用いたマイニングの場合、Gethは必要ありませんので、Ethminerのみ導入してください。
(3)マイニング用ハードウェアの準備
Ethminerは以下のハードウェアに対応しています。
(1)CPUのみ
(2)CPU+GPU
(3)GPUのみ
当然一番多く採掘できるのは(2)のCPU+GPUですが、専用機を用意できない場合やGPUでのハッシュレートにどんなに高性能のCPUでもかなわないので、今回は(3)のGPUのみを採用します。
この場合、CPU使用率は、1%程度のため、Core2DuoクラスのCPUでも大丈夫です。
次にGPUですが、以下のサイトを確認して、自分の手持ちのGPUを使った時のハッシュレートを調べてください。
Ethereum Mining Calculator
確認する項目は、Revenue欄でカードを選択して、Your Hashrateで表示されるハッシュレートです。
現在のDwarfPoolでは2週間ほど前であれば、40MH/sで1ETH/Dayは掘れたのですがDifficultyの上昇で現在だと50MH/sで1ETH/Day程度採掘可能です。
GPUは、マイニング使用後に売却して元本回収することを前提としますので、中古で最初から安く購入するか、新品を購入するのであれば、リセールバリューの高い最新の省電力タイプをお勧めします。
全体的な傾向としては、NVIDIA製よりもAMD製のチップを搭載したものの方がハッシュレートが高い傾向にあります。
Ethminerは複数枚のGPUを搭載していれば、GPUの枚数分認識して動作しますので、pci-express 16xのスロットが2つ以上搭載されているマザーボードが有利なのですが、世の中には便利なものがありまして、マイニングを行うのはあくまでもGPUの演算機能しか使わないため、pci-express 1xのスロットに空きがあれば、1x->16xの変換カードを使うことで増設が可能です。
そのため、pci-express 16xは1つしかないけど、pci-express 1xだったら5つついてるんだけど・・・という方、
実はラッキーなのです。
「pci-express 16x 1x 変換」等でググっていただければ、いくらでも見つかります。
お勧めはUSBケーブルタイプです。なぜなら、好きな場所に引き出して設置することが可能だからです。
あとは、ご予算に合わせて好きなカードを好きな枚数購入してください。
GPUマイニング成功の秘訣は、difficultyが上がる前に一気にハッシュパワーをかけて採掘して、とっととGPUを売却することで元本回収するのが目的なので、ヤフオク等でお目当てのGPUを見かけたら迷わずにポチりましょう(笑)
(4)設定&実行編
Windowsの方は以下のリンクから、Ethminerをダウンロードしてください。
ethminer-windows-binary
ダウンロード後は、ethereum-mining-windows-alt.zipを解凍してください。
NVIDIA製とAMD製で実行するファイルが違うので注意してください。
・AMD製GPUの方
ethminer-opencl-0.9.41フォルダを使用します。
ethereumpool-ocl.batをテキストエディタ(メモ帳等)で開きます。
以下の内容に書き換えます。
ethminer -G -F http://eth-hk.dwarfpool.com:80/0xあなたのWalletアドレス
・NVIDIA製GPUの方
ethminer-cuda-0.9.41フォルダを使用します。
ethereumpool-ocl.batをテキストエディタ(メモ帳等)で開きます。
変更箇所は上記AMD製GPUの方と同じで、プールのURL+ポート番号、Walletアドレスの2か所です。
※ポート番号の:80を必ず指定してください。
また、ポート80を使用しますので、通常はルータの穴あけ等必要ありません。
おそらく、日本からだと、香港のサーバが一番レスポンスが良いはずです。
念のために、コマンドプロンプトからpingコマンドで確認してみてください。
EU-Server: eth-eu.dwarfpool.com (France)
US-Server: eth-us.dwarfpool.com (Montreal,Canada)
RU-Server: eth-ru.dwarfpool.com (Moscow)
HK-Server: eth-hk.dwarfpool.com (Hong-Kong)
Ubuntu14.04LTSの方は以下のリンクを参照にapt-get installでインストールしてください。
Ethereum GPU Mining: Ubuntu 14.04 LTS From Scratch
ethminerの実行パラメータは、ヘルプ等で確認してください。
マイニングが始まると、以下のような画面の表示になると思います。
文字化けは文字コードの指定間違いのようです。動作には影響ありません。
30分~1時間程度正常に動いているようであれば、DwrfPoolからマイニング状況を確認しましょう。
worker nameに自分のETHウォレットのアドレスを入力して、Showボタンを押してください。
現在のマイニング状況、過去のPayout状況等を確認できます。
はい、とても簡単ですね。
参考までに、私のマイニングリグ(専用機)の写真も掲載しておきます。
CPU:Intel core i-7 3770S
GPU:AMD R9 280X × 2枚
電源:750W
全部中古品で揃えました。
ここまで書いても、まだわからないという方、コメント欄に書いていただくか、Twitterアカウントにダイレクトメッセージをいただければ、可能な限り回答させていただきます。
次回は、ビットコインおよびイーサリアムの利殖(利子で増やす)についての記事を掲載予定です。